五頭山塊 荒川山周回コース(山開式典)&杉滝岩(岩トレーニング)
荒川山(コマタピーク;最高点約630m)
日 時 平成18年05月21日(日)
参加者 荒川山(山開き)
JEφPJY(藤井)さん、JHφWJU (上條)さん、JGφFVW(佐藤)さん、諏方さん、
JJφLTK(小林)さんJJφLTQ(私)
コマタピークより同行、JGφOPL(高橋)さん。
杉滝岩(岩トレ)
坂井さん、JJφLTK(小林)さんJJφLTQ(私)
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GPSLOG | 山開きの神事 | 430m付近から西方向 | 焼山手前 | ムサワ近くのブナ林 |
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コマタ近くのツツジ | ハリ沢近くから飯豊連峰 | 蒜場山 | 坂井さんを確保するLTK | 久々に楽しむ坂井さん |
行き先 五頭山塊 荒川山&岩登りゲレンデ 杉滝岩
天 候 曇り後晴れ
気 温 21日 13.5度〜21.0度 (気象データは新潟07:00〜15:00)
風 速 3M〜4M (気象データは新潟06:00〜15:00)
風 向 西南西〜西〜南
ウインドプロファイラ(高田11時 1km北西4m・2km西北西5m・3km北西13m 4km西北西22m)
目 的 荒川山登山道 山開き&杉滝岩 岩登りトレーニング
装 備 日帰夏低山
フリークライミング装備一式
登はん用具:フリークライミング装備一式
ナビ用品:GPS・貰った概念図
防寒具:カッパで代用
飲み物:水1.0L
食料品:調理パン1個、ハイカロリーゼリー
杉滝岩 握り飯3個
残 量:水0.6L
コースタイム 事 柄
06:25分 自宅発 コンビニに立ち寄り、買物
06:45分 武藤さん宅
07:15分 剣龍峡P着 (130m)
07:40分 神事開始
08:15分 剣竜峡側登山口発。 (130m)
09:07分 453m地点 (453m)ゼリー
09:29分 焼山 (523m)猿がいた。パンを食べる。
09:56分 ムサワ (505m)この辺、鳥が賑やかだ。
10:17分 コマタ (630m)食事タイム・・大休止
11:15分 コマタ発
11:36分 ハリ沢 (567m)
11:56分 穴マクリ (534m)
12:10分 花ノ木平 (515m)
12:20分 上藤沢 (432m)
12:28分 大平登山口 (354m)
13:08分 駐車場所着 (130m)
13:15分 駐車場所発 コンビニでお握りを買って杉滝岩へ移動
13:55分 杉滝岩着 坂井さんが待っていた。
16:25分 岩登りトレーニング終了。
17:00分 自宅着
データ
TP積算距離 8.28km
TP移動時間 02:33
移動平均速度 3.2km
全体平均速度 1.7km
総上昇量 736m
以上荒川山周回コースGPSデータ
概略
昨年秋、開伐式を行い登山道の開通祝った荒川山の山開き。前週の集会で参加者を募っていたので行く事にした。また、先週のフリクラのボードトレーニングで少し岩に掴まりたい。という気持ちもあり荒川山なら、時間的にも体力的にも掛持ちが可能なのでLTKに協力してもらい掛持ちとしたら、坂井さんも2年ぶりに岩トレを行うのでヨロシクと前日連絡が入る。
記録
LTKが6:25分頃迎えに来てくれた。コンビニに寄るが荒川山の後、杉滝岩に向かうので食料も、飲料等は極端に少なめ。嗜好品は要らない。と何時もと勝手が違う。何だか忘れ物をしたように荷物が軽い。ザックの中で非常用品とカッパの類が遊んでいる。なお、このコースにおいては既に雪の心配が皆無のため夏靴を使用した。背中も足元も軽い軽い。
とりあえず、会の武藤さん宅に向かう。290号線を南下して松岡集落を抜ける頃、バイク(自転車)を1台追い抜く。追い抜きざまに、目を遣ると何だかヘルメットを被っていたがWJU さんに似ている。武藤さん宅へ着くとFVW(佐藤)さん、諏方さん、が既に到着していた。諏方さんは昨日、安達太良山へ会山行で行ったのに連日の山行元気である。昨日の安達太良山の様子をお聞きしているうちに、気持ちのいい汗をかいたバイクマンが登場。やっぱり、WJUさんだった。そうこうしているうちに、PJYさんが到着。朝4時前から仕事をしての到着との事。2台と1バイクで駐車場所に向かう。武藤さん美味しいお茶ご馳走様でした。
約10分遅れで神事が始まり、式典が終了して08:15分に周回コースに向け登山開始。このコースは昨年9月登山道の正式開通の前に一度歩いている。(2005年9月24日五頭山系荒川山)その頃から比較すると踏まれて歩きやすくなっていた。西から吹く風がヒンヤリして気持ちが良い。所々で振り返ると田植えが終わった越後平野の田園風景が広がる。
焼山に近づくと猿の鳴き声がする。WJUさんが奇声を上げると猿も返してくる。何だか通じているような・・・。焼山の手前で登山道上で猿が座り込んでいる。私たちが近づいていくと迷惑そうな感じで、藪の中に消えていった。この辺りからは、金鉢山(06年1月15日:中々山集落より。 06年1月21日:折居集落より。)がよく見える。多分、OPLさんは大平登山口からコマタのピークを経て金鉢山に向かっているはずである。
ムサワ周辺は案外多くのブナ・ナラの木がある。昨秋来た時は、カシノナガキクイムシの猛攻を受けて赤茶けた葉、潜入孔から出る樹皮の屑がとても痛々しい感じがしたが、当然冬期間のうちに赤く枯死した葉は落ちて、山の緑に覆い隠されて目立たない。この辺りは標高でいえば600m弱。赤松も混生しているが何年か前にマツクイムシにやられて枯死した赤松も見かけたが、これも遠目観ると判らない。梯子場があるがここは小さな尾根を切り沢水を分流したようだ。ここが水場となっている。水場を過ぎて、しばらく小さな登下降しながら登るとコマタのピークに着いた。
ピークではOPLさんが待っていてくれた。既に金鉢山まで行ったそうだ。意外なほど通過に支障は無かったとの事。コマタのピークは風の通り道なのか風が通り寒くなってきたし、頭上の木々が陽の光を遮り木陰ということもある。いずれにしても寒い。が、ここでランチタイム。前述のように杉滝へ行くつもりなのでいたので、そんなランチ等は持って来なかったので、物乞い状態の私。
コマタを後に大平の下山口を目指す。登山道が水を含み緩んだ状態の下り坂は予想通りに滑る。出来るだけ歩幅を小さくして下る。穴マクリの展望と呼ばれる所では、内ノ倉ダムから遠く飯豊連峰を望めた。ここの方が暖かだ。
下山口になるとヒドの様なところに道が作られているため泥濘、難儀する。靴がドロドロになるのが嫌で藪に入り最後は芝を掴んで道路に着地。林道を皆で他愛もない話をしながら下りて駐車場所に着いた。
駐車場所で五月雨解散。LTKと私は剣龍峡を後に杉滝岩へ向かう。道中、幾らなんでもお腹が空いたので、コンビニに寄り杉滝岩へ。
杉滝岩に予定より少し遅れて着くと、大勢の方々が岩を攀っていた。荷物を持って岩場に近づくと、豊栄山岳会の女性会員さんから坂井さんが待っているよ。と教えて貰う。先週、関川村のクライミングボードでお会いした方のお二人もトレーニングされている。頭上で大きな声が聞こえる。杉滝岩の全てに精通しておられる五十嵐さんが五泉の方にアブミの練習を指導中の様だった。豊栄山岳会の吉田さんは何やら忙しそうに動いている。
とりあえず、にぎりめしを頬張り準備をして傾斜の緩い所で、1本目。坂井さん、LTK、私で代わりながら登る。やっぱりボードとは感覚が全く違う。
場所を変えて登りつく。どうも上手くいかない。傾斜が緩くなる境目に良いホールドが無い。下から五十嵐さんが「クリップしてからが核心。度胸一発だ」と声援を貰うが度胸不発で2度やり直すがイケなかった。少し左にズレて坂井さんがリード。手足の長い人は良いなあ。などと妬む。2年ぶりと言いながらクリア。そのまま登り中間地点の終了点まで行く。そこで数本練習して、終了とする。
やっぱり岩は難しい。五十嵐さんの動きを見ていると、バランスが良いのだろう。無駄がなく、本当に簡単に見えてしまう。バランス良く岩に立ち込んで登るので指1本入れば楽勝という事なのだろうと勝手に想像する。バランスは一朝一夕に身につくものではないだろう。また練習しましょう。みなさん、教えて下さい。宜しくお願いします。
ところで、荒川山のコマタから、金鉢山についてですが
OPLさんが1時間少々で行かれたようです。本人曰く、少し薮化した登山道程度と言っていましたがOPLさんは、何十年と薮山をかき分けて歩いてきた方なので、鉈目、踏跡を感覚的に素早く、正確に見つける事ができる方です。冬に雪を使って別なルートで登った時も迷い易い場所がありましたし、コマタ方向を見ても難しそうな地形がありました。地形図に於いてもその様子は判ります。
森林限界下の樹林帯でお得なのは、強風から縁が切れるという以外、決して遭難の入口が全て塞がっている訳ではありません。
葉が茂り見通しが利かない薮でルートを見失うとなかなか厳しいですので、コマタから金鉢山へ向かう方は、赤テープ、GPS、地図、コンパスなどナビ関連用品を充実させて下さい。
くれぐれも遭難騒ぎのないようにしましょう。
薮山の道迷の一例を挙げます。
踏跡を辿っていくと、ス〜っと踏跡が消えアレ?と思い振り返ると来た道が判らない。
と云うことがあります。正直、焦ります。充分に留意して下さい。
なお、5月13日に付近で熊の目撃情報がありますので、その点も入山される方は各自配慮下さい。
・・・・私は鈴が嫌いで着けませんけれど・・・・・